最近、ドイツでベーシックインカムの社会実験が始まるというニュースがでた。労働意欲や精神面に与える影響を調べるらしい。日本でも少し話題になることはあるが検証するところまで至っていない。
ベーシックインカムとは
政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要な額の現金を支給するもの。
ドイツでベーシックインカム
来春ドイツでベーシックインカムの社会実験が始まる。内容は1カ月1200ユーロ(約15万円)を3年間、無条件であげますというもの。ドイツ在住の18歳以上を対象に被験者の募集を開始した。現金給付を受ける120人と給付なしの比較対象となる1380人を選抜する。
ドイツでベーシック・インカムの実証実験が始まる──3年間、月15万円支給
──無条件ベーシック・インカム(UBI)はいかにして成功させることができるのか?https://t.co/Wzo4cawZ1X#ベーシックインカム #ドイツ— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) August 26, 2020
ベーシックインカムの問題点とは
ベーシックインカムは良いことばかりの印象を受けるが、逆に問題点としていつもあげられるのは人々が働かなくなるという懸念だろう。でも日本人は勤勉であり、政府が働くように促せば働くだろう。
またもう一点、財源はどこから捻出するか。
もし日本でベーシックインカムするなら
金額をいくらにするかが問題だ。最低保証ということなので働かなくては贅沢できない金額に設定する必要はある。だが、地域格差もあるし全国一律にするのもおかしいような気がする。
働きたいけど働きにでれない人(例えば小さい子供をかかえるシングルマザー)には金額を上げるような仕組みもほしいところだ。
いろいろと条件を付けてしまうと大変だが、ある程度は考えた方がよさそうだ。年金との関係も議論になるだろう。
ドイツは日本と同じくらい勤勉な国であるため結果について注目だ。