職場には必ずと言っていいほど使えない人間がいる。これは不思議なことにどこの企業にも存在する。特に中高年が多く、最近では老害という言葉もある。なぜこのような人間が増えてしまうのだろうか、考えてみた。
元々は優秀であった
こういう人材は学歴はよかったりする。最初からダメ人間ではないのだ。でも学業と仕事は全く異なる。学生時代、与えられてたことだけやってきた、一人でやる勉強とはわけが違う。こういう人は就職してから困り、ダメ人間化する。
会社はなぜこの人を採用したのだろう・・・
採用する側は事前にわからないものか?面談で話せばわかるだろうと思ってしまうが。。。
しかし、学歴がよい学生は必ずと言っていいほど、面接対策をばっちりしてくるので採用側も見抜けないのである。結局、面接は意味ない。
ダメ人間化するパターン
ダメ人間化するパターンはいくつかある。長く勤めていると、いづれ下記のパターンに陥るのでダメ人間が次々増えていく傾向にあります。
成長が止まってしまう。他世代についていけない。
最初は成長し活躍できたが、どこかのタイミングで成長が止まってしまう。そうなると同世代からは置いてかれ、下世代からは追い越される。本人はあきらめが入る。
人間関係のもつれ
派閥等、仲間からはずされ不当な扱いを受けてしまう。人間不信にもなり一歩引いた存在になる。
モチベーションが切れる
何かのきっかけで仕事にやる気がでなくなる。何に対しても消極的になる。頑張ってもしょうがないと思う。
昇進の見込みがないと悟ったとき、このような状態になることが多い。
精神的に追い込まれる
プレッシャーや仕事の負荷が高すぎて、絶えられず、一度精神的病んでしまう。
ダメ人間はしぶとい
必ず会社にしがみつきます。多少不当な扱い、部署のたらい回しされても会社を辞めることはありません。なぜなら他に行先がないからです。
他の社員からこっぴとく怒られてもびくともしません(笑)。
日本企業の弱点
日本企業は簡単に社員を解雇できません。ダメ人間とわかっていても在籍させるしかないのです。そして、ダメ人間でも年齢が上がると賃金もあがり、中高年は仕事しなくても高給取りである。ダメ人間にとっては最高の環境であり、辞めるはずがない。
残念な日本企業。これこそが弱点であり、日本企業が衰退していく原因となる。無駄な人件費を払い続けて会社は成長できないスパイラル。
離職率
離職率をアピールしてる企業もあります。ただ本当に離職率が低い企業は良い企業なのでしょうか。いくら離職率が低くても会社が成長しない、スキルが身につかない、給与が上がらなかったりしたら良い企業とは言えないのではないでしょうか。
離職率ではなく、離職理由の方が大事だと思います。会社が嫌で辞めるのではなく、前向きな転職であればその企業は良かったと言えると思います。
企業はダメ社員を放置する
中間管理職はダメ社員の存在は把握しつつも特に改善させる気はありません。逆に責めることも不当な扱いをすることもありません。基本的に放任主義なのです。だからダメ社員はダメ社員のままいつまでも変わりません。そしてまた一人増える。。。