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つまらない意地は損

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先日、飛行機内でマスクを拒否した男性が原因でピーチ機が臨時着陸した件で一人の男性の行動が多大な迷惑をかけた。しかし男性は正当性を主張し、今もなお対抗姿勢を崩さない。

警察は大学職員の男を逮捕しました。(2021年1月19日)

 

どんなニュースか?

2020年9月7日、北海道の釧路発関西空港行きの旅客機の機内で、新型コロナウイルスの感染防止のためマスクをつけるように求められた男性が、着用を拒否して乗客や客室乗務員を威嚇したため男性を臨時に新潟空港で降ろすトラブルがあった。

乗客の男性 マスク着用拒否 旅客機が新潟空港に臨時着陸 (NHKニュース)

ピーチ機は、45分遅れで釧路空港を離陸。飛行中、男性が「大声をあげた」、「客や客室乗務員に威嚇行為をした」、「客室乗務員の業務を妨げる行為を繰り返した」の3点を理由に、機長が航空法の安全阻害行為に当たると判断。

 

なぜマスクを拒否したのか

健康上の理由でマスクが着けられないと主張。しかし、理由について説明は拒否。

「私以外にもさまざまな健康上の理由や疾患を抱えている方はいらっしゃると思います。その時にマスクを着用しないのはなぜですかという風に詰問されて、自分の病状をカミングアウトしないといけない状況、そのような社会になってしまうことに関しましては非常によくないことだと思っています」(マスク着用を拒否した男性)

機内でのやり取りが公開されている

国内ではマスク着用は「要請」

ピーチを含む国内の航空会社19社でつくる定期航空協会は5月、コロナ対策のガイドラインを策定。「機内座席ではマスクの着用を要請すること(幼児及び着用が難しい理由のある旅客を除く)」としている。「要請」のため、航空各社はマスクの未着用で搭乗拒否はできない。

大手では、日本航空は「必ずマスクを着用してください」、全日空は「マスク等を必ずご着用ください」と呼びかけ、共に「ご搭乗をお断りする場合がございます」としている。

座席移動も拒否

マスクできない場合は座席移動をお願いしていたピーチ社だが、男性はこれも拒否。

 

男性は反論が続いている→逮捕(2021年1月19日)

男性はマスク着用を拒否し続け新潟空港で降ろされたものの、これで事態が収束していない。その後も男性はメディアの取材に応じ自分の正当性を主張している。

さらに、男性はtwitterのアカウントまで立ち上げている。取材も積極的に受ける姿勢。


警察は大学職員の男を逮捕しました。(2021年1月19日)


ピーチ・アビエーションの釧路空港発・関西空港行きの機内でマスクの着用を複数回求められましたが拒否し、トラブルになった女性乗務員の腕をねじり上げ、けがをさせるなどして、新潟空港に臨時着陸させた疑いが持たれています。女性乗務員は加療2週間のねんざを負ったということです。
奥野容疑者は、JNNの取材に対し「マスクをつけるのは個人の自由だ」と話していました。

「大変残念に思っています」(奥野淳也容疑者)

奥野容疑者は逮捕された時もマスクの着用を拒否したということです。警察の取り調べに対し、奥野容疑者は「事実は違います」と容疑を否認しているということです。

損害賠償を請求される可能性

臨時着陸となると余計な経費がかかるため、ピーチ社は法的手段は検討している。

持病があれば何も対策しなくてよいのか

マスクを拒否し、持病を言いたくないというのは理解できるが、だからと言って何も感染対策をしなくよいわけではない。他にもフェイスガード、ハンカチで口をおおう、等何かできることがあるはずだ。この男性はマスクを拒否した挙句、座席移動も拒否しているのは自分の都合を押し付けているだけだ。それに事前に航空会社に相談していないのは説明がつかない。

 

代償が大きい

男性は今もなお正当性を主張し続けているが、このまま対抗姿勢を貫いても損失が広がるだけ。本人のプライバシー情報は次々とネットにさらされており、すでに顔も名前もバレている。じきに住所や会社もネットにでてしまうだろう。

たとえ裁判で争って勝ったとしてもその後の人生、マイナスイメージの方が強く生きづらい。それに周囲への被害の影響も大きい。この男性にかかわった会社、家族、宿泊施設が次々ネットで突き止められ被害を受けていく。本人が苦しむ分には自業自得と言えるが周囲への迷惑はなんとしても食い止めるよう努力してほしいものだ。

個人的には、つまらん意地をはっても得るものがないので一刻も早く謝罪して事態を収束させた方が良いと思うが。

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